まず体を整えること2(終)

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自分がどういう体を持っているのか、それに適う(かなう)スポーツや職業は如何と、まず考える可き(べき)ではないか。

 

偏り(かたより)発育や偏り疲労をして歪んだ体で全身平等に動かす体操をいくら繰り返しても、

偏り運動が訂正されないうちは、同じことを繰り返すだけで、体に効果を収める(おさめる)ことはできない。

 

しかも、偏り運動は職業やスポーツにあるだけではなく、平素の一挙手一投足にもある。

 

錐体外路系運動の偏り習性が、意識運動のすべてに反映して、その意識運動を歪め(ゆがめ)、偏らせている。

 

お茶を一杯飲むだけでも、各人各様の飲み方をする。

その各様になるところに偏り運動が行われている。

 

顔の表情の如き(ごとき)は偏り運動の端的表現といっても宜し(よろし)かろう。

 

語録 野口晴哉(月刊全生2020年2月)

豊島区巣鴨の『永井整体院』